出張・旅行・名物: 2008年8月アーカイブ

北海道に出張に行くと食べ物が美味しくていつも満足して帰ります。でもひとつだけ謎の食べ物があります。それは北海道の居酒屋ならたいていおいてある「ザンギ」です。

ご存じの方は多いと思われますが、この「ザンギ」は鶏の唐揚げのことです。ただし普通の鶏の唐揚げとはちょっと違っていて、唐揚げにする前の鶏肉をショウガやニンニクの入った醤油に漬けて味付けをしています。ですから食べるときには味があるので塩なんて降る必要がありません。

ところで、私の育った愛媛県今治市(しまなみ海道の四国側)には「せんざんき」というこれまたザンギとそっくりな唐揚げがあります。正確な漢字はないようですが、「千斬切」と書くという説もあります。この「せんざんき」、「ざんぎ」と料理方法も名前も似ているので北海道に行くたびに不思議な気分になってしまいます。実は愛媛県でも今治より香川寄りの東側の地域では「せんざんき」を「ざんき」と呼びます。最後の「き」が濁れば北海道と同じですね。また、今では愛媛県の県庁所在地である松山でも「せんざんき」「ざんき」は通じますが、20年前にはほとんど通じない名前でした。

北海道の「ザンギ」と愛媛県の「せんざんき」「ざんき」。まったく異なる二つの場所に似たような食べ物があるというのも面白い話です。両者に接点はなく、それぞれで中華料理の唐揚げから派生したということになっているようです。

先日北海道出張で訪れた壮瞥町(洞爺湖サミットのあった洞爺湖町の隣)には先祖が四国からやってきた人が多い、なんて話も聞きました。そんな話を聞くと「せんざんき」と「ザンギ」の謎を追いかけてみたい気になっちゃいます。

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